パラキス

パラキス
なんか今更ようやくわかった気がする。
なんであたしがパラキス好きだったのか。
矢沢あいの作品の中でも一番かもって思ってたのか。

結局あたしは現実的で堅実な道しかどうしても選べなくて、紫が羨ましかったんだよ。
紫と似かよった学生時代を過ごして、
あ いやあたし自身の名誉のために言うならあたしは紫みたいに勉強しかしなかったわけじゃないし、勉強しか脳がなかったわけじゃなくむしろ出来ないことの方が少なくてはっきり言えば何でも出来たし(自分で言うけど)、
紫の親のように勉強勉強言う親ではなかったし(でもママンもそこそこに偏差値人間だけど)、
紫のように自分のない人生では断じてなかったけど(てかそうゆう人間あたし無理だし)、
でも大きく分類したらあたしと紫の住む世界って共通で、
あたしは結局そこからは出られなかったし出ようとさえしなかったから、
そこから出てった紫が心底羨ましかったんだ。きっと。

あたしは未だにその世界にいて、おそらく今後もそのまま留まってきっとなんにも変わらない。
もちろんあたしのような人間の方が大多数なんだろうけど、
そしてそんな誰しもが一度はこんな気持ちになるんだろうけど、
あたしはきっとこういう思いをいつまで経っても捨てきれずずっと抱えたまま歩いてくんだろうな。



奈美恵ちゃんや亀に執着するのもきっとそれも多少関係してて、特に奈美恵ちゃんは同姓だから余計そう思う。ほんと実際頻繁に思うもん。

なんて言うか…






眩しいよね。笑>スナコ